Wh~疑問文の作り方-1

たとえば、次の2つの文を比べてみましょう。

A:[What do you have in your hand?](手に何を持っているのですか。)
B:[What makes you so happy?](何があなたをそんなに幸せにしているのですか。)

この2つの疑問文は、いずれも[what]という疑問詞を用いています。
[what]は、
Aでは、「何を」、
となっており、
Bでは、「何が」
となっています。
要するに、
[what]が、
Aでは、目的語であり、
Bでは、主語であるわけです。
何故なのでしょうか。
この違いを理解するには、AとBの疑問文が、何故そうなったのか、という変形過程を検討していくことが不可欠となります。
結論から言えば、
Aは、次のような変形過程を経ます

1 [You have (???) in your hand.]
2 [You have what in your hand.]
3 [What you have in your hand?]
4 [What do you have in your hand?]

です。
1で、(???)の部分、つまり“持っているもの=haveの目的語”が何かを質問者は知りたいわけです。
なので、(???)に[what]を入れて、2の文に変形します。
英語では、[wh~]疑問文は文頭に来るというルール(ルール①)になっていますので、2の[what]を文頭に出すという変形を加えて、3にします。
疑問文ですから、[you have ~]の語順を疑問文の形に変形します。
[have]のような一般動詞の疑問文は、[do][does]を主語に前に置くルールがあります(ルール②)。
三人称単数現在の場合は、[does]を用い、それ以外は[do]を用いるというルールもあります(ルール③)。
ここでは、[you]で二人称ですので[does]ではなく、[do]を用います。
最終的に、4の文に変形されて[wh]疑問文が完成します。
たった7語しかない英文ですが、ルールを3つ適用しました。
この3つのルールを知らないと上の英文を正確に分析することができないということになります。
これだけ単純な文であれば、理屈で英文を分析する必要はないのではないか、と思うかもしれません。
しかし、単純な文であるからこそ、文法に照らしてしっかりと分析をする癖をつけておく必要があると思います。
単純な文を文法に照らして分析できないのでは、複雑な文はもっと分析できない、要するに理解することができないからです。

Bは、次のような変形過程を経ます

1 [(???) makes you so happy.]
2 [What makes you so happy?]

です。
要するに、あなたをそんなに幸せにしたのは何なのか、あなたを幸せにしている主体のことを質問者は知りたいわけです。
もともと、[what]は、主語の位置にあったので、Aの文のように目的語の位置から文頭に移動するという変形過程を経ていないのです。
同じく[what]が文頭にあるとしても、その過程は全く違うため、Aの[what]は、「何を」となり、Bの[what]は、「何が」となるわけです。

[wh~]疑問文を作る場合、その成否は、1の文を作ることができるか、にかかってきます。
では、どうすれば、1の文を作ることができるのでしょうか?
それは、変形を経て完成した文から変形を経ない元の文へ遡っていくという作業をすれば良いのです。

遡り方については次回にまとめたいと思います。

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