SVらしきものに惑わされない!<The Last Leaf編>60

例文

When Sue awoke from an hour’s sleep the next morning she found Johnsy with dull, wide-open eyes staring at the drawn green shade. “Pull it up; I want to see,” she ordered, in a whisper. Wearily Sue obeyed.

 引き続き『The Last Leaf』です。

単語の意味

stare(stɛr)=じっと見つめる

構造

(1) When Sue awoke from an hour’s sleep the next morning she found Johnsy with dull, wide-open eyes staring at the drawn green shade.
(2) “Pull it up; I want to see,” she ordered, in a whisper.
(3) Wearily Sue obeyed.

が『構造』となります。

仕組み

 特に(1)文の黒太字部分を検討したいと思います。

When Sue awoke from an hour’s sleep the next morning she found Johnsy with dull, wide-open eyes staring at the drawn green shade.

は文型で言うと、何文型でしょうか?

答えは、第3文型(SVO)です。

~ she(S) found(V) Johnsy with dull, wide-open eyes staring at the drawn green shade(O).

 目的語(O)の部分がかなり長いため、文の仕組みを見抜きにくくなっています。
 この下線部全体は名詞句です。
 [ found ]の後(下線部です)に[ SV ]はありません。[ SV ]らしきものはあります。[ Johnsy ][ staring ](これは現在分詞です)です。
 [ staring ]一語で動詞にはなりませんので[ found ]の後に[ SV ]はないことになります。
 [ Johnsy ]の後に続く語句は、全て[ Johnsy ]という名詞を修飾しているのです。

the-last-leaf-60

 ですので、この文をもっとも単純化すると、

she found Johnsy.

ということになります。[Johnsy]がどういう状態であったかを、[ with ~ ][staring at ~ ]で説明しているにすぎません。

和訳

 直訳調だと、

スーが起きたとき、1時間の睡眠から、次の朝、彼女は、見つけた、ジョンジーを、疲れ切って大きく見開いた目を持って、下げられた緑色のシェードをじっと見つめている。
それを上げて、見たいの。彼女は命令した、小声で。
しぶしぶスーは、従った。

 もう少し自然な日本語だと、

スーが、1時間の睡眠から起きた次の朝、スーは、疲れ切って大きく目を見開き、下げられている緑色のシェードをじっと見つめているジョンジーに気が付いた。
シェードを上げて。私見たいの。彼女は小声で命令した。
スーはしぶしぶ従った。

今回のポイント

1 SVを見極める!
  ⇒SVらしきものに惑わされないこと。

---The Last Leaf編60・終---

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お手数をお掛けしまして申し訳ありません。ありがとうございました。

5 件のコメント

  1. emano 返信

    こんにちは。はじめまして。
    StudyPlusという勉強アプリで英語学習をサボりながら継続している社会人英語学習者emanoと申します。
    つい先日もTwitterで米大統領選演説の和訳を無言リツィートさせてもらいました。(すみません・・・)
    以前から英文の直訳と和訳(意訳?)を同時に掲載していただいてるので、勉強になるなぁ、と思いながらちょくちょく眺めています。(でも長文は本当に苦手でまだぜんぜん読めません。。。)

    英文法がカラキシで(単語もダメですが…)失礼ながら(本当にすみません…)こちらのサイトで注力しているメインコンテンツの全部にも目を通せていないのですが…今回の解説を読んで「?!」と思ったので、思い切って質問します。(今からLastLeaf全部読みます!)

    私は最初の1文が必ず主節になるものだと思い込んでいたんですが、今回の解説からすると最初の1文だからと言って主節ではない、とのこと?のようですが…
    どうやったら主節のSVとそうでないSVがわかるようになるんでしょうか?

    SVのセットが1文の中に何個も出てくるような文章では、いつも意味不明になって読み解く(自分で和訳しようとする)ときに必ず意味が行方不明になります。
    コツ?らしきものがあるのでしたら是非教えていただけないでしょうか。。。

    • maezato 投稿者返信

      emano様
      リツィートありがとうございました。
      読んでいただきありがとうございます。
      サボりながらも、とにかく継続することが大切だと思います。
      さて、今回のご質問についてです。
      おっしゃるとおり、最初の1文だからと言って主節になるとは限りません。主節か従属節かの区別は、簡単に言いますと、それがなくても文の意味が通るかどうか?にあります。今回取り上げた文は、少々長いので、もっと短い文を例として挙げてみます。

      [ She was sitting at her desk when the doorbell rang. ](E-Gate)

      の意味は、
      “彼女は、ドアベルが鳴ったとき、机に座っていました”
      となります。

      主節は、[ She was sitting at her desk ]で、
      従属節は、[ when the doorbell rang ]です。

      何故か?
      [ when the doorbell rang ]がなくても、[ She was sitting at her desk ]だけで、この文が伝えたいことの最小限は伝わるからです。“ドアベルが鳴ったとき”だけですと、“そのとき、何があったの?”と思わず突っ込んでしまうと思います。そのとき、どうしていたのか?かなり気になりますよね?
      ですが、“彼女は机に座っていた”だと、彼女が何をしていたかはわかるわけです。上記例文で意味のある出来事を伝えるために必須になるのが“主節”という理解になります。
      また、[ when the doorbell rang(ドアベルが鳴ったとき) ]は、“座っていた”という動詞を修飾する副詞節です。修飾語(節)がメインになることはありません。修飾語(節)はあくまでも修飾される語(節)、つまり被修飾語(節)を説明するにすぎませんから、被修飾語(節)がなければ修飾語(節)は成り立たないのです。そのことからも、修飾語(節)は主節ではないことになります。
      文から肉や皮を取り除き骨だけにする場合、文の骨はどれなのか?を考えるように努めると主節のSVは必ず見つけられるようになります。
      StudyPlusという勉強アプリの存在は知りませんでしたが、是非そのアプリをご活用いただき英語の勉強を継続していただきたく思います。
      今回のご質問ありがとうございました。
      私の解説で何か分からないことがありましたら、ご質問ください。
      当日にご回答することができないこともあるかもしれませんが、その際は、しばらくお待ちいただけますと幸いです。

  2. emano 返信

    返信ありがとうございます!
    こんな早くに返信があるとは思わず、びっくりしました…

    また、わかりやすい例文をわざわざ別のところから引用してくださりありがとうございます。

    挙げていただい例文を読むと、なるほど、when以降のSVはあっても無くても同じ(肉の部分)だけど、She was sitting at her desk は無くてはならないもの(骨の部分)ということだから主節、ということなんですね。
    でも、結局は文脈から汲み取るしかないということなんでしょうね……(今回本文で解説された英文で私が主節のSVはSue awokeだと考えたのは、when以下が最初の1文で、かつSVのSが従属節のSheと同一人物で、しかもSueという固有名詞だったからだと思います)

    それで更に思ったのですが返信いただいた短い例文でwhen以下が従属節ということは、主節と従属節の場所を
    When the doorbell rang she was sitting at her desk.
    のように入れ替えても意味は(訳した場合には)同じということで理解して大丈夫なのでしょうか?

    また、逆に、本文で解説された
    When Sue awoke from an hour’s sleep the next morning she found Johnsy with dull, wide-open eyes staring at the drawn green shade.
    という文も、最初の1文になってるwhen以下の部分と主節になってるshe found以下の部分をそっくりそのまま入れ替えて
    She found Johnsy with dull, wide-open eyes staring at the drawn green shade when Sue awoke from an hour’s sleep the next morning.
    とも表現できるということなのでしょうか…?

    お忙しい中何度もすみません。
    全く急いでおりませんので、お時間あるときにでもご回答いただけると幸いです。

    やっぱり長文は英文法の理解なしには訳すらできないものなんですね……

    • maezato 投稿者返信

      emano様

      関連した質問ありがとうございます。
      良い質問だと思います。

      さて、“主節と従属節の場所を・・・入れ替えても意味は(訳した場合には)同じということで理解して大丈夫なのでしょうか?”とのご質問について回答したいと思います。

      (1) She was sitting at her desk when the doorbell rang.
      を、
      (2) When the doorbell rang, she was sitting at her desk.

      とした場合、意味(訳)が同じになるのか?ということですが、原文が伝えたい内容にはほとんど違いはありませんが、ただ、伝達された情報の重みに違いが出てまいります。

      (1)だと、“彼女は机に座っていました、ドアベルが鳴ったときにね。”ということで、下線部が強調されることになります。
      (2)だと、“ドアベルが鳴ったとき、彼女は机に座っていたのです。”ということで、下線部が強調されることになります。

      (1)では、彼女が机に座っていたのは、“いつ”なのか?に対する回答として最適な文になります。
      (2)では、ドアベルが鳴ったとき、“彼女は何をしていたのか?”に対する回答として最適な文になります。

      これは、英語の情報構造が関係しています。
      英語は、基本的に、【旧情報→新情報】という情報構造を持ちます(「文末焦点の原則」と言います。覚える必要はありません。)ので、節を入れ替えた場合、何が新情報であるかが変わってくるため、上記のような差が生まれてくるのです。この点につきましては、別の回(英語の「情報構造」(旧→新)臨場感あふれる文)でも取り上げております。ご参考にしていただけますと幸いです。
      なお、emano様のご質問の2番目への回答は、上記の回答と同様になります。

  3. emano 返信

    ご多忙中にも関わらず、ご回答いただきありがとうございます!
    今回の回答も分かりやすくて為になりました。
    文の流れとして、旧情報から新情報を表現していて、意味的には文末の方に重みがあるとは…初めて知りました…!(「英語は最初に結論を述べる…」という常識?のせいで、最初の結論に重きを置いてるものだと…)
    リンクされている記事も読んでみましたが「臨場感あふれる文」のところは文が長くさらにカンマも?なとこにあったりして全く意味不明なので、やっぱりシリーズを最初から読み直してみます!
    この度は、本当にありがとうございました!

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