関係代名詞を使った文の作成過程分析<緋色の研究 編>シャーロック ホームズ・7

例文

[ I was removed from my brigade and attached to the Berkshires, with whom I served at the fatal battle of Maiwand. ]

 久しぶりに、本編、シャーロック・ホームズの『緋色の研究』です。

単語の意味

brigade(brɪˈgeɪd)=旅団(複数の大隊から構成される)
attach(əˈtæʧ)=~に配属する、所属させる(他動)
fatal(ˈfeɪtl)=重大な、運命を決する、命に関わる(形)

構造

[ and ]があるので、『構造』も2つです。
[ I was removed from my brigade and (I was) attached to the Berkshires, with whom I served at the fatal battle of Maiwand. ]
brigade=旅団 
attach=~に配属する、所属させる
fatal=重大な、運命を決する、命に関わる

文法事項

並列の[and]

 何度も出てきていますが、[ and ]を見落としてはいけません。
 省略されている共通部分も見つけます。ここでは、[ I was ]です。
 上の『構造』分析の部分では[ I was ]を補っています。

with whom

 関係代名詞の[ whom ]です。
 [ whom ]は、[ who ]の目的格です。現在[ whom ]はあまり使われていませんが、文語ではなお使われています。
 [, with whom ]になるまでの過程を分析してみます。

[ I was removed from my brigade and attached to the Berkshires. ]

[ I served with the Berkshires at the fatal battle of Maiwand. ]
 serve with=(~とともに)軍務に就く。

の2文が出発点です。
 ここで、[ the Berkshires ]が共通していますので、2文目の[ the Berkshires ]を関係代名詞に変えます。

 [ I served with *who at the fatal battle of Maiwand. ]

と[ who ]としたいところですが、[ with ]という前置詞の後には、目的格が置かれるのが決まりです。前置詞の直後に来る名詞は、前置詞の目的語と言われます。前置詞の目的語が代名詞の場合、目的格になるのです。
 例えば、

[ I am playing with him. ]

という例文では、[ with ]の後には、[ he ]を置くことができません。その目的格の[ him ]を置かなければなりません。
 ですので、

[ I served with whom at the fatal battle of Maiwand. ]

となります。
 その後、[ with whom ]を前に出して、


[ with whom I served at the fatal battle of Maiwand. ]


とします。
 また、[ with whom ]の[ with ]の前に[ , ]を置き、[ , with whom ]とすることで「挿入」の意味合いを出しています(関係代名詞の非制限的用法)。

まとめ

 次のようになります。
[ I was removed from my brigade and attached to the Berkshires. ]
+[ I served with the Berkshires at the fatal battle of Maiwand. ]

[ I was removed from my brigade and attached to the Berkshires I served with whom at the fatal battle of Maiwand. ]

[ I was removed from my brigade and attached to the Berkshires, with whom I served at the fatal battle of Maiwand. ]
となります。

和訳

直訳

「私は、移動させられた、自分の旅団から、そして、配属された、バークシャーへ、バークシャーとともに私は軍務に就いた、命に関わるマイワンドの戦いに。」

自然な日本語

「私は、自己の旅団からバークシャーへと配属させられ、そしてバークシャーとともに壮絶なマイワンドの戦闘への軍務に就いた。」

今回のポイント

今回のポイントは2つです。

1、関係代名詞[ whom ]は現在はあまり使われませんが、文語ではなお出てきます。前置詞の目的語になるのは、代名詞の場合、目的格であることに注意をしましょう!
2、並列の[ and ]では、省略されている共通部分を必ず見つけましょう!

---緋色の研究編–7–終---

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お手数をお掛けしまして申し訳ありません。ありがとうございました。

2 件のコメント

  1. アリストテレス 返信

    僕は所属していた旅団から転属になり、バークシャー隊に配属になった。そしてマイワンドの死戦に就いたのだ。
    調べてみると

    死線
    命がけの戦い。死闘。
    「独立の為に、―を為すの鋒 (ほさき) は」〈竜渓・経国美談〉
    とありました。
    (コメントは消していただいて構いませんし、文章を変えていただいても
    全然構いません)

    • maezato 投稿者返信

      アリストテレス 様
      コメントありがとうございます。
      美しい訳だと思います。

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